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MOTTAINAI BATON ✕ おいしいかながわプロジェクト

更新日:2023.11.29

三浦かぼちゃカレー

MOTTAINAI BATON ✕ おいしいかながわプロジェクト

「三浦かぼちゃカレー」は2022年に、「もったいない食材」でレトルトカレーを作る株式会社MOTTAINAI BATONから、神奈川大学、神奈川新聞、045total design works Inc.の三者が共同で実施している「おいしいかながわ」プロジェクトに、三浦半島エリアの食材を使ったカレーを作りたいので是非学生の知恵を借りたい、との申し出を受け、神奈川大学の学生のPBL(課題解決型学習)として実施されたプロジェクトによって生まれたレトルトカレーです。

食品ロス削減を目的に、三浦半島エリアの規格外野菜を活用したレトルトカレーづくりPBLに神奈川大学経済学部の学生21人が取り組みました。
「作る人(農家)と食べる人(消費者)の両者が笑顔になれるように」という気持ちを込めて、学生に『Win-Winカレープロジェクト』と名付けられた本プロジェクトを通じて、学生たちは三浦野菜のネット販売を手掛けるストリートワイズの渥美雄一郎さんから三浦野菜の種類やその収穫時季などのレクチャーを受けたり、三浦市農業協同組合を訪れるフィールドワークでは座学に加えスイカ畑の視察などを行い、三浦半島を肌で感じながらプロジェクトに取り組みました。

こうした経験を踏まえ、「何の野菜を使うか」「カレーの名前をどうするか」「パッケージデザインのベース案作成」「販売戦略」「試食を行った上での『味決め』」などのワークショップを経て「三浦かぼちゃカレー」が誕生しました。メイン野菜が決定するまで様々な提案がありましたが、三浦半島の夏野菜を代表するスイカ、冬瓜、かぼちゃに絞り込み、全員の投票でかぼちゃに決定しました。

パッケージのデザインについては、ナショナルブランドではないカレーパッケージとのデザイン比較で写真を使わずに一目でかぼちゃと分かるように、断面図をデフォルメしたイラストではなく、ある程度ディティールが伴っているイラストを使用する、三浦半島の地図と特徴をパッケージに落とし込む、などの意見が反映されたデザインになっています。
味についても試食会を行い、学生からの意見を反映し、①味噌でコクを出す、②かぼちゃを塩茹でして甘さを引き立たせる、③調合の段階でスパイスを入れるタイミングを後にして香りを残す、④化学調味料、着色料、香料不使用、⑤グルテンフリーで健康にも配慮するなど様々な工夫を凝らしました。

本プロジェクトでは三浦エリアの活性化にも寄与するべく、年内いっぱい学生がイベントに参加し、カレーを販売しながら三浦半島の野菜(かぼちゃ)をPRしつつ、エンドユーザーとコミュニケーションを図ることで、率直な評価や時には応援の声を頂くなど、結果のフィードバックを体感することができています。また、今回、レトルトカレー2,000食を製造し、約100Kgの食品ロス削減を達成できました。

以下、本プロジェクトに参加した学生の皆さんの声です。

「今回は、食品ロスを減らすということを目的として企画しましたが、それでもいまだに食品ロスが多く発生していることを知ることができたので、今後は食品ロスを減らす活動を行なっていきながら販売機会を増やして、大学周辺地域の販売のほか食に苦しんでいる人たちに自分たちが企画した商品の提供をして、食品ロスだけでなく飢餓の問題を解決するための活動なども行い、社会問題となっていることの貢献をしていきたいです。」

「商品の企画から販売促進の仕方などを考え、最終的には実際にお客さんと触れ合いながらの販売など、学べることが多く、これからに活かすことができるような経験ができたことが良かったと思っています。また、食品ロスについても考える取り組みだったため、食品ロスへの意識がより高まりました。今後は今回の経験を活かし、食品ロスや地域を活性化させるためにできることに取り組んでみたいと思っています。」

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