YOKOHAMA FOOD LOVE“食品ロス削減の取り組み”

YOKOHAMA Re PLASTIC“プラスチック対策の取り組み”

企業・団体の皆様の
食品ロス削減の取り組みをお寄せください

ASTRA FOOD PLAN 株式会社

更新日:2024.02.15

『過熱蒸煎機』による「かくれフードロス」の削減と有効活用化

ASTRA FOOD PLAN 株式会社

ASTRA FOOD PLAN は埼玉県にあるフードテックベンチャーです。同社は年間2,000万トン以上あると言われている「かくれフードロス※」の削減と有効活用化を目指しています。食品の乾燥・殺菌装置『過熱蒸煎機』の独自開発を行い、食品ざんさの廃棄に課題のある食品メーカーや、未利用農作物の商品化を行う農業法人などに装置を販売してきました。(※フードロスとしてカウントされていない、産地で出る規格外作物や、食品工場で発生する食品ざんさのことを指しています。)

『過熱蒸煎機』は、高い生産効率とコストパフォーマンスを実現したことから、従来コストの問題で有効活用できなかった野菜の芯や皮、ヘタをはじめとする食品ざんさ等を付加価値の高い食材にアップサイクルすることができます。『過熱蒸煎機』を販売すると同時に、本装置で作られる新たな食品原料『ぐるりこ©』の用途開発を食品メーカーと協力して行うことで、「かくれフードロス」問題の解決を目指しています。

ASTRA FOOD PLAN 株式会社

同社代表取締役の加納千裕さんの父(現・相談役)は長年「過熱水蒸気」技術について研究し、事業を展開していました。「過熱水蒸気」をオーブンに活用する事業を行っていましたが、エネルギーコストが高いなど技術的な難があり撤退。新たな技術開発を行って課題を解決し、乾燥機に過熱水蒸気技術を搭載することで『過熱蒸煎機』が生まれました。『過熱蒸煎機』はASTRA FOOD PLANの特許技術です。

『過熱蒸煎機』を取り扱って良かったこととして、担当者は『社会課題の解決に貢献できることです。「かくれフードロス」削減を目指す当社の取り組みは、食糧危機、食糧自給率、農業生産者の収益向上による持続可能性など様々な社会課題の解決につながると考えています。』と話します。

ASTRA FOOD PLAN 株式会社

さらに担当者は『新たな商品が誕生することにも喜びを感じています。具体例としてポンパドウル(横浜市中区)から販売されたオニオンブレッドがあります。牛丼チェーンを展開する吉野家の野菜加工工場では、牛丼に入れる玉ねぎの端材が1日最大で700kg発生しています。この玉ねぎ端材を過熱蒸煎機で粉末化したのが「タマネギぐるりこ」。ポンパドウルが香りや風味の良さを評価してくれた結果「タマネギぐるりこ」を使用した新商品が開発されました。このようなアップサイクルは、「かくれフードロス」の削減だけでなく、経済も循環させることができて良いことづくしだと思います。現在も、さまざまな商品開発を進めています。』と話します。ポンパドウルの担当者も『「タマネギぐるりこ」を使うことによって、美味しいパンの提供とフードロスの軽減に貢献が出来、発売後、リピーターのお客様ができました。』と効果を実感しています。

担当者は今後取り組んでみたいこととして『大きく分けて二つあります。一つめは、生産者の課題解決です。これまでは食品工場で発生する端材のアップサイクルに取り組んできましたが、産地でも規格外農作物や余剰農作物の廃棄が多く発生しています。これらをアップサイクルして、農業生産者の収益向上につなげたいと考えています。生産者は減っていくことが予想されるので、食糧危機への対応という点からも、これまで食べていなかったものを食べられるようにしていきたいです。』

『二つめは、飲料ざんさのアップサイクルです。ペットボトル飲料などに使用された茶がらやコーヒー粕は、野菜類のざんさ以上に毎日大量に発生しています。茶がらには消臭効果が期待されるので、ごみ袋に練り込んだり、猫砂にする構想をしています。また、コーヒー粕は油を含んでいるので燃料にできないか、などと日々活用方法を模索しています。これらの取り組みは弊社一社だけでは実現できませんので、様々な企業と連携して循環型フードサイクルの実現を目指していきたいと思います。』と話してくれました。

先頭に戻る