JVCケンウッド
更新日:2020.11.27
調理、消費、たい肥化まで事業所内で循環を実現
本社・横浜事業所内の社員食堂では、食品残渣を減らす取り組みを多角的に行っています。毎朝10時時点での入館者数から喫食数を予測し、昼食の準備数を確定するほか、野菜は皮ごと調理し無駄にしないようにしています。また従業員にメニューや味わい、量に関するアンケートを定期的に行い品質を担保することで、安定した喫食率を達成しています。
それでも発生する食品残渣はリサイクル業者を通じて飼料化、また事業所内コンビニから発生するコーヒーかすはたい肥化し、所内の緑地に使用するなど「事業所内の食の循環」を実現しています。コーヒーかすを、肥料として利用するには発酵させる必要がありますが、その際に水分が多いとカビが発生しやすく、始めたばかりのころは苦労したそうです。2019年度には食品廃棄物発生抑制の取り組みで「横浜市食の3Rきら星活動賞」を受賞。担当の総務部 高村直樹さんによると、コーヒーかすのたい肥化は100%ですが食品残渣の飼料化は93.5%。今後はこの率をさらに上げていくことを目標としています。
POINT
アンケートでニーズを探ることも残渣抑制につながるのですね