Innovation Design
更新日:2022.01.13
自分たちだけでない、地域や企業を巻き込んだサステナビリティ
東京都に本社をおく株式会社Innovation Design(イノベーションデザイン)は、『「ひと」と「地球」の未来を描く』を企業ビジョンに掲げ、ショップやレストラン運営、コンサル業を通して、持続可能な社会に向けた課題解決を目指す会社です。
今回訪れたのは、Innovation Designが運営する横浜市中区の「haishop cafe(ハイショップカフェ)」。同社サステナブルデザイン室長の表秀明さんにお話を伺いました。
万国橋のすぐそば、ふらっと立ち寄れる場所にあるこちらのカフェは、“フェアトレード”や“地産地消”の推進など、環境・調達・社会から課題解決することを目的としたカフェ。
高い天井にガラス張りの店内には太陽光がたっぷりと注がれ、ついつい長居してしまいそうな、居心地の良い空間が広がります。
コーヒー豆やスパイスはフェアトレードのものを。ヴィーガンメニューを中心とする料理たちには地元産の新鮮な野菜を、ほとんど皮ごと使います。余ってしまいそうな野菜があれば日替わりスープの具材とし、それでも出てしまう少量の廃棄はコンポストすることで、食品ロスをほとんど出さない徹底ぶり。
店舗の真ん中で目を引くおみやげたちも、よく見ると廃棄されてしまう野菜を使ったジュースや、地元企業のエシカルなグッズが並んでいます。
そんな功績が称えられ、日本サステイナブル・レストラン協会主催の、サステナブルな取り組みを推進したレストランを称える「FOOD MADE GOOD Japan Awards 2021」にて、haishop cafeは大賞の三つ星を獲得。
同じく同建物35階にあるKITCHEN MANE(現在休業中)は食材の調達部門で大賞を獲得するなど、まさに日本のサステナブルの先進を担う存在となっています。
そんなInnovation Designの今後について表さんは「ただ物を売るだけではなく、ワークショップやイベントを通して、地元の方、企業、行政と様々なつながりをもち、新しい価値を想像していくような存在になりたい」と話していました。
POINT
今後このような意識や取り組みが、横浜からよりいっそう広がっていくのが楽しみです