つま正
更新日:2022.07.21
素材の旨味たっぷり 8種の野菜をじっくり煮出した
“飲む野菜だし”を販売 食品ロス削減へ向けた取り組み
横浜市内を中心にホテル・レストランなどへ業務野菜を納入している青果卸売業者の(株)つま正(横浜市神奈川区)が、2022年6月からオリジナル製法の“飲む野菜だし”のWEB販売を始めました。
商品名は「八百屋さんのベジブロス 飲む野菜ファースト」
使っているのは8種類の野菜(大根・玉ねぎ・しいたけ・長ねぎ・キャベツ・かぼちゃ・ローリエ・セロリ)の皮・葉・茎などに加え、南足柄の名水「金太郎の力水」と少量の塩のみ。
保存料や食品添加物を一切使わない製法で野菜のコクと旨味を引き出しています。
栄養と野菜の旨味をたっぷり含んだそのまま飲めるベジブロスに仕上がっていて、日々の健康維持や野菜不足の解消におすすめの一品です。
実はこの商品、横浜市立大学の学生との産学連携プロジェクトで生まれたもので、学生たちは商品名の考案のほか、開発費や販促費を募るクラウドファンディングの展開にも協力したということです。
自社工場にてカット野菜を製造する工程で1日約200キロの葉や皮・茎が出ることから、実はこれらの部分にこそ野菜の栄養素がたっぷりと含まれていることに着目し、食品ロス削減のための方策を検討していたという、つま正。
野菜だしを作るために煮出し、絞った野菜は自社農園でコンポスト化するテストも進めているということで、食品ロス削減に向けた取り組みは、今後さらなる進化を遂げそうです。