YOKOHAMA FOOD LOVE“食品ロス削減の取り組み”

YOKOHAMA Re PLASTIC“プラスチック対策の取り組み”

企業・団体の皆様の
食品ロス削減の取り組みをお寄せください

横浜国立大学の学生のみなさん

更新日:2024.04.09

フードロスのない暮らし

横浜国立大学の学生のみなさん

横浜国立大学の学生グループ「フードロスのない暮らし」は食品ロスに関する取り組みを行っています。しかし、食品ロスと言っても範囲が広く、対象を狭めないとぼんやりしたものになってしまうと考えた彼らは、メンバーに横浜国立大学生が多いということもあり、横浜国立大学がある横浜市に焦点を当てることにしました。かつ、学生だからできることを軸として自分たちが社会貢献できることは何かを常に考えています。

横浜国立大学とJICA(国際協力機構)による連携講座に参加したことが、この取り組みを始めることになった大きなきっかけの一つです。この授業は、他大学も参加できるものだったため、いろいろな専門性を持つ多様な学生が集まり、互いに刺激を与え合うことになりました。連携講座の中に、発展途上国であるモザンビークに対しODA(政府開発援助)の企画案を提出するというプログラムがありました。その前提として、各国の社会問題の課題分析を行う中で、グループの創設者である有泉 咲陽ありいずみ さやさんが日本国内の社会問題に注目した結果、食品ロスが浮上しました。そのきっかけになったのがアルバイト先での食品廃棄の問題です。
有泉さんは『横浜市のパン屋さんで働いているのですが、まだ食べられるのに、売れ残ったパンを全て廃棄しなければならいことが悔しかったです。』と話します。こうした経験を踏まえ、何か自分にできることはないのか、と考えたことからこの取り組みが始まりました。
そこで、すでに食品ロスに対して具体的な取り組みを行っていた株式会社Beer the first に連絡を取った結果、一緒に解決策を見つけていこうと協働することになりました。かつ、連携講座の受講者に、一緒に食品ロスについて考えてみないか提案したところ有志が集まり学生団体を結成することになりました。

横浜国立大学の学生のみなさん

有泉さんは、『この取り組みを始めてよかったと思うことは2つあります。一つ目はいろんな関係が広がって大学では関わることのないような人と繋がりを持つことができたことです。社会人と話すと自分の視野が広がり、将来の選択肢も広がりました。二つ目は学生の可能性を高められたことです。ゼロから始めた活動ですが、イベントなどに参加する機会が増えて様々な人に影響を与えられる存在になれたことから、大学生にだからできることの可能性が広がったと感じています。』と話します。

有泉さんは最後に『今後は、横浜市という地域で何が問題となっているか、学生だからこそ何ができるのか、を考えていきたいと思っています。特に力を入れていきたいと思っているのは、意識の変革です。食品ロスの商品を再利用することは環境保護につながる点で非常に大切ですが、そもそも食品ロスを生み出さない、という様に消費者や製造者の意識が変わることでこの問題のボトルネックを解決できると思います。そのため意識変革として何ができるかメンバーで考え、次に繋げていきたいと思います。』と締めくくりました。

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