JA横浜
更新日:2024.07.12
規格外野菜を集荷して販売する『やるJAんマルシェ』
JA横浜では、大きさやカタチを理由に市場に出荷できない野菜の美味しさを知ってもらう機会として「やるJAんマルシェ」を開催しています。
目的は、①フードロス削減の取り組み、②マルシェを通じた企業間連携、③地産地消の普及拡大の3つです。
『「もったいない」を「美味しい!」に』をコンセプトに、市場や直売所に一般流通できない農産物(規格外野菜)を集荷して販売することで、規格外野菜の廃棄量を減らし、地域と生産農家の経済力へ還元することをめざしています。関連して、JA横浜オリジナルのSDGs商品の販売も行っています。
「やるJAんマルシェ」は、フードロス削減×地産地消促進×新しいマルシェの“カタチ”を模索していたところ、市内の企業からSDGsのイベントにJA横浜として出店いただけないかとオファーをいただいたことから始まりました。
SDGsという言葉は聞いたことがあるけれど、自分は何ができるのか分からないという消費者の声と、食べられるのに仕方なく廃棄してしまう農産物があるというやりきれない想いを掛け合わせたマルシェです。
『横浜市は、農地面積と農家戸数が神奈川県内で最も多い地域です。住宅地に隣接する農地も少なくありません。消費者と生産者がすぐ近くに居ることが横浜の農業の特徴の1つでもあります。
“横浜市でこんなに多品目の野菜が生産されているとは知らなかった”“今度、近くのJA横浜「ハマッ子」直売所に行ってみます”“規格外野菜であっても新鮮さを感じる。ここで購入して美味しく食べることがSDGsに繋がるのではあれば喜んで買いたい”という声を直接聞けることが、「やるJAんマルシェ」をやっていて良かったと感じる瞬間です。』と担当者は話します。
担当者は、『当JAは、フードロス削減の取り組みとしての「やるJAんマルシェ」のほか、規格外農産物を活用した商品開発に力を注いでいます。「やるJAんマルシェ」を通じて、市内の企業や行政、協同組合と連携を深めていきたいと考えています。例えば、農業や食に関わりのない企業でも、「やるJAんマルシェ」の共同開催等がきっかけとなり新商品開発や、地産地消の普及に発展したら嬉しいです。』と締めくくりました。