NOT A VEGELOSS
更新日:2025.01.21
規格外など個性豊かな野菜たちに「廃棄(ベジタブルロス)ではない」新たな選択肢を
NOT A VEGELOSSは「訳あり」の野菜・果実を積極的に使用し、"リメイク"する取組を行っています。「訳あり」とは、形が不揃いであったり、虫食い等により「調理すれば美味しく食べられるのに店頭に並べないもの」のことを指します。
この訳あり品を一流シェフ/パティシエの監修により、カラダに優しい素材のみで誰もが安心して食べることができる焼菓子にしています。
NOT A VEGELOSSに取り組む株式会社ビルドブリッジの代表和田知恭さんは、健康をサポートする仕事に関わっているため、以前からフードロスに関心がありました。
2021年における日本の家庭における一人あたりの年間廃棄量は約64キロで、「一人あたりの年間廃棄量」でみると世界一と同等でした。さらに、日本における食品ロスが多い食品のランキングでは野菜類55%、果実類が11%と多くを占めています。
野菜・果実には抗酸化作用や腸内環境改善等の素晴らしい効果があるのにもったいない。何か違う形で野菜・果実の魅力を発信しフードロスに貢献できないか?との思いから取組をスタートさせました。
和田さんはこの取り組みをはじめてよかったこととして、『生産者様から感謝の言葉をいただけることです。訳あり品でも、キレイな野菜・果実と全く変わらず美味しく召し上がれます。手間をかけて育てた野菜・果実が気候等の影響で「訳あり」になってしまうものがあり店頭に出せない。この場合、生産者様にとって大きな機会損失となります。この取組を通して、訳あり品の魅力・訳あり品をリメイクするというアイデアを発信しつつ、微力ながら生産者様に貢献できましたら幸いです。』と話します。
和田さんは今後取り組んでいきたいこととして、『微力ながら野菜・果実の新しい魅力を、焼菓子を通して広めていきたいと考えています。この取組が注目されることで、少しでもフードロスに関心を持つ機会が増えていくことと思います。さらに多くの生産者様、一流の監修者と繋がり、訳あり品を通してフードロス削減への好循環を生み出せるよう取り組んでいきます。』と締めくくりました。