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一般社団法人 横浜竹林研究所

更新日:2025.01.21

美味しく食べて竹林整備

一般社団法人 横浜竹林研究所

横浜竹林研究所(ハマチクラボ)では全国組織でもある「純国産メンマプロジェクト」のメンバーとして、横浜市内の竹林整備で伐採した幼竹を活用し、「ハマのメンマ」を製造販売しています。

都市部の横浜では大規模な竹林は少ないですが、急な傾斜地も多く、小規模な竹林が点在しています。放置していると筍を取ったとしてもどんどん伸びてしまう竹の成長が、もともとあった桜の木を枯らしてしまったり、畑に侵食してきたり、母屋に蔽いかぶさったりと、放置された竹林の課題は存在しています。

不動産プロデュース業を営んでいる研究所の山本さん(ハマチクラボ理事)はこのような現状の中、厄介者となっている竹林をどうにか活用できないかを考えていました。
小林さん(同代表理事)は、新型コロナウイルス禍で在宅ワークをするようになり、会社員としての本業の傍ら地域貢献の一環としてシェアカフェの運営を始めていました。かつて実家が惣菜店を営んでおり、隠れたヒット商品だったメンマをカフェのメニューにも取り入れていました。

一般社団法人 横浜竹林研究所

ほぼ同時期に「美味しく食べて竹林整備」を掲げる純国産メンマプロジェクトに参加したもう一人のメンバー小林さんと山本さんが意気投合し、デザインを担うもう1名の理事を加え、「竹林活用の入り口」、「食という出口」をそれぞれが受け持ち、「横浜の竹林を活用し、人と地域と笑顔をつなぐ」をビジョンに一般社団法人を立ち上げ、竹林整備活動とあわせて各種イベントやメンマの製造販売を始めています。

竹林整備自体は地味な、根気の必要な作業です。活動にあたっては、賛助会員を募り、竹林整備やメンマを作る作業に関わってもらっているとのことです。国産の竹から造った純国産メンマを食べて「美味しい!」と竹林で一緒にご飯を食べて笑顔になれる「美味しく食べて竹林整備」を多くの方に実感してもらえています。

山本さんは、『SDGsの授業として竹炭造りやメンマづくりの授業を小学校で行ったりして先生や生徒に感謝されたり、どんどん伸びてしまう竹の処理に困っている地主さんや管理者の方にその竹で作ったメンマを食べていただき、喜んでいただけることに手応えを感じています。』と話します。

一般社団法人 横浜竹林研究所

また、この活動を通じて関係人口の拡大を図っていきたい、と話します。
『まだ竹林整備を実施できている地域が横浜でも限られているので、横浜の各地域の皆様や様々な団体ともつながり、竹林整備の輪を広げて協働を進め、18区それぞれのクラフトメンマを製造し、地域の食材や活動ともコラボできたらと思っています。』

小林さんは最後に、『全国組織である純国産メンマプロジェクトの中で、食に関する活動を企画する役割も担っています。「ラーメンだけのメンマじゃない」というコンセプトを掲げ、フレンチ、イタリアン、和食、エスニックなど幅広いジャンルで使われる「竹菜」という食材に育て、全国の竹林整備が進むことを願っています。』と締めくくりました。

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