株式会社ドール
更新日:2025.05.07
規格外のバナナを活用する取り組み「もったいないバナナプロジェクト」

バナナはDoleの主力商品のひとつであり、日本でも「最も年間消費量の多いフルーツ」として人気が高いフルーツです。日本人にとって身近なフルーツであるバナナですが、Doleバナナの主産地であるフィリピンでは、生産・流通の過程でまだまだおいしく食べられるのに、様々な理由で「規格外」となって捨てられてしまうバナナが年間約2万トン発生しています。「規格外」の理由は皮にキズがあったり、サイズが大きすぎたり小さすぎたり、形が悪かったりというものです。ですがこのようなバナナも皮をむいて食べてみると、味はまったく遜色なく美味しいのです。
こうした「規格外」のバナナを1本でも多く救い出したい、という想いで、Doleはこのようなバナナを“もったいないバナナ”と名付け、プロジェクトの趣旨に賛同した企業とともに、「もったいないバナナ」をお菓子やドリンクなどに活用する取り組み「もったいないバナナプロジェクト」を2021年9月に始めました。

最初は国内のバナナジューススタンドからスタートした取り組みには、現在50社以上の企業が参画し、「もったいないバナナ」はドリンクやアイス、菓子など、様々な食品に生まれ変わって救出されています。商品の規格数はのべ60品目以上にのぼり、コンビニエンスストアやカフェチェーン、レストランなど、あちこちで「もったいないバナナ」を使った商品を目にする機会も増えました。
担当者は『多くの方にこの取り組みを知っていただけていること、「こんなに美味しいバナナが規格外なんて、もったいない」といったお声を頂けていることは、大変ありがたいことだと感じています。私達のバナナが、フードロス削減に「美味しく、楽しく」参加するきっかけになれば、非常に嬉しく思います。』と話します。
担当者はさらに、『Doleは「フルーツでスマイルを。」をブランドメッセージとして、フルーツを通じて皆様に笑顔になっていただけるような取り組みを推進したい、フルーツの魅力を多くの方にお届けしたい、という想いを持っています。「規格外」というと、「安かろう、悪かろう」というイメージを持たれがちです。ですが「もったいないバナナ」は見た目に難があるだけで、味や品質はいわゆる正規品と変わりません。「規格外は安くて質が悪い」というイメージをなくし、資源を有効活用する価値観を訴求していくことが、私達の課題だと考えています。 』と話します。

担当者は最後に、『またパイナップルやアボカドなど、バナナ以外にも範囲を拡大した「もったいないフルーツプロジェクト」も展開しています。これからも「もったいないフルーツ」の輪を、皆様とともに広げていければと思います。』と締めくくりました。